午前五時のひとりごと

聞かせられる程度のひとりごとです

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ひょんなことからブログ(と呼んでいいのかこれ)を別の場所へ移行することと(なって)し(まい)ました。

 

おそらくここは人も来ず雑草生え放題の空き地のごとく…だと思いますが、それでも念のため移行先のURLを貼っておきます。

 

https://note.com/y_from_am5

 

移行先にも本ブログ(と呼んでいいのかこれ)の記事を再掲載しておりますので、その点は安心していただければと思います。(何を?)

 

ということで、先日のリリースの件などは新しい空き地にて!

 

物好きな方、お待ちしております。

告白

気づいたらトンネルを歩いていた。

そこには照明がひとつもない。振り返ってみても入り口らしき光は見当たらない。

ただ目を瞑るよりも黒い闇が見えるだけだった。

けれど21歳の僕はここがどんな場所なのか知っている。

あぁ、またか、と思った。

いつから“そうなって”いたんだろう?物心ついた時から何度か経験してきたが、気づくのはいつも後からだ。

歩き疲れた体を地面に落とす。直後、腰から太ももにかけて違和感が染み渡る。

何が起きたのか、目に見えなくても大体は経験でわかる。

「くそ、誰だよこんなとこに水たまりを作ったやつは」

僕は愚痴る。

久々に呼吸以外で口を開いたからか、まったく声が用意されてなかったことに気づく。

反響すらできない情けない独り言がどこにもいけず目の前で暗闇に消えた。

もっと綺麗に発声したかった、と一瞬思いを馳せ、すぐさま「いやこの状況で誰のために?」「誰も聞かないんだからどうでもいいだろ」と音のしない声が飛んでくる。

いつだって頭の中にこういう声は用意されていた。

深呼吸をする。

ズボンの右ポケットにしまっていた携帯を取り出し、点ける。

その瞬間液晶の眩しさに目が開いていたことを思い出す。すぐ細めたが、目の前に残像が居座る。

ため息をつく。

また愚痴を言いかけて、吐いた息を吸い直して深呼吸に持ち直す。

しばらく赤や緑と戯れた後、今度はゆっくりと携帯を見る。大丈夫。

ノートのようなアイコンに触れ、大量のひとりごとにまた白いページを足す。

こうなってしまった時、決まって僕は言葉を書く。

何もない頭上を見上げ、思考を巡らせる。

「…な…っ…」

思考を巡らせる。

「…んな…って…」

思考を巡らせる。

「…んな…つ…まって…」

思い出の傷に触れる。

「みんな、あつまって」

集まる同級生達を、窓の内側から見つめていた。

 

 

気づいたらトンネルを歩いていた。

そこには照明がひとつもない。振り返ってみても入り口らしき光は見当たらない。

ただ目を瞑るよりも黒い闇が見えるだけだった。

けれど23歳の僕はここがどんな場所なのか知っている。

あぁ、またか、と思った。

いつから“そうなって”いたんだろう?

歩き疲れた体を地面に落とす。直後、腰から太ももにかけて違和感が染み渡る。

何が起きたのか、目に見えなくても完全に経験でわかる。

「くそ、お前また水たまりを作りやがったな」

僕は愚痴る。

久々に呼吸以外で口を開いたからか、まったく声が用意されてなかったことに気づく。

反響すらできない情けない独り言がどこにもいけず目の前で暗闇に消えた。

と思った。

光った。言葉の輪郭が見えた。

驚いて横を見ると、遠くの方にかすかに白い半円が見えた。

出口だ。

それがあと数分間歩けば辿り着く場所なのか数ヶ月間歩いても辿り着かない場所なのかはわからなかった。

暗闇では距離がつかめない。

けれどトンネルの先にまだ光があることだけはわかった。

いや、あるいはそれは21歳の入り口の光だったのかもしれない。

どちらでもよかった。大抵のものはとうに捨ててきてしまった。捨てられてしまった。

ただ久しぶりに走りたがっている足元に心持ちは軽かった。

そうだ、今のうちにこの独り言を反響させておこう。暗闇に消える前に光に向かって投げておこう。

どうせまた光は消えるだろうけど、今どこにいるかわかるように。

どうせまた目を瞑りたくなるだろうけど、その日何を思っていたかわかるように。

 

 

 

楽しんで書いてしまいました。ちょっとまえに曲(まがいなもの)を作りました。

  

https://soundcloud.com/hirokiyoneda/xhmryijwpxrg

  

告白

 
「おとなしい子だったと思います
グラウンドよりは図書室を好みました
晴れ渡った空の下より土砂降りの街灯の下によくいました
うまく字を書けなくてよくみんなは笑ってくれました
うまく言葉を話せなくてよくみんなはボールを投げてくれました
そうして僕はたくさんのことを教わりました
机は落書きするものだということ
アリはみんなで潰した方が楽しいということ
嘘は本当になるということ
正義は間違ってるということ
悪いのは全部僕だということ

 

そしてみんなすぐに忘れるものだということ

 

気づいたら僕の声は先生に聞こえなくなりました
気づいたら僕は誰にも見えなくなりました
遠くからみんな集まって、と声がします
僕はみんなに含まれません
一人の時間が増えたので一人で遊ぶのが上手になりました

 

死ななかったら良いのでしょうか
死ねたなら良かったのでしょうか

 

表情を作るのが苦手です
人の目を見れないし笑ったつもりでも笑えてません
朝はなぜか起きれません 夜はいつも眠れません
日差しは眩しくて苦手です 日陰は僕みたいで嫌になります
雨の日は落ち着きます 誰も僕のことを見ないからです
最近窓から見る月と友達になりました

 

ベッドの上でよく、帰りたい、と思うことがあります

 

喜びはいつももやがかります
悲しみは鉛みたいに重たいです
痛みは鈍いです そのかわり息苦しいです
人に優しくしようとすると傷つけてしまいます
人を欲するたびに突き放してしまいます
そしてある日君に言われたのです
疲れちゃった、と

 

ひとりぼっちの夜は寂しいから安心します
都心の朝は明るいから不安です
寝室の昼は何も感じません
ふとプラスチックのゴミみたいに
何もない海に浮かんでる気になります
そして重りに縛られた足に気づいて
捕まってしまった、と僕は思います

 

空で自由にみんなが飛んでいます
僕には気づいていないようです
気にしていないようです
神様は今日も信じられません
運命があるとしたらきっと僕は嫌われてると思います

 

ご飯を食べるのを忘れることがあります
人の名前を忘れることがあります
自分の名前を忘れることがあります
息をするのを忘れることがあります
致命傷な過去は忘れることができません
風が吹くたび 木の葉が揺れるたび 水が流れるたび 思い出します
花が咲くように 鳥が歌うように 君が笑うように
何度だって 思い出します

 

そうだ、ねえ、母さん
真面目に生きてきたつもりでした
出来るだけ人は傷つけずに
間違いを犯さないように
たくさんの荷物を持つように
無駄口を叩かないように
そうして僕は出来てしまいました
僕は悪い子だったでしょうか

 

誰かが僕を指差して笑ってます
どこかが僕を手招きして微笑んでます

 

一歩踏み出すたび 声がするたび 忘れようとするたび 思い出します
自分の体を抱きしめるように その手に力が入って 自分の首を絞めるように
何度だって 思い出します

 

長々と話してしまってごめんなさい
わかっています 僕は一人じゃないということ
だけどきっと僕は
孤独というには家族や友達や恋人に恵まれすぎで
満たされているというにはあまりに僕に恵まれなかったのだと思います

 

そんなことを言っていたらもう時間がないみたいです
最後にひとつだけ

 

ただ僕は 僕に愛されt_

 

 

When you are loved

 

 ソロアルバム「願いをみっつとなえる頃」について


https://linkco.re/he7bay6q


六月某日、一定量の孤独と積み重なった生活習慣の乱れで眠れない夜に苛まれており「最早これ何かしろというお告げでは?」と思い筆をとった次第です。
まあ、正確にはスマホを手にとりフリック入力しているわけですが…

このテキストが公開されている頃、恐らく記事冒頭に記したアルバムがリリースされ数週間が経っているのではないかと思います。
皆様は元気にされていますか?変わりゆく日々の中ご無理はされていませんか。
僕はというと(作り手としては)6月の初めに配信手続きを行なったので音楽の作業は手を離れましたが、リリースまで期間があるせいで妙に燃え尽き症候群を引き摺っている状態です。心が家出をしております。カムバック・マイハート。MY HEART DRAWS A DREAM
まあ、これも学びですね。

枕詞が長くなりましたが、この度「コトハ」という名前でソロアルバム「願いをみっつとなえる頃」をリリースしました。
今回はそのアルバムの内容を一曲ずつ振り返っていきたいと思います。

完成から暫くは自分の曲を聴けなかった(醜い部分が目、というか耳につくから)のですが、現在絶賛MV・トレーラー制作中で必然的に自分の曲を聴くことになり少し耐性が生まれてきたからです。
あとは単純に「こういうのやってみたい」という欲求です。好奇心は大事よね。
ということで、ご興味のある希有な方(※ありがとう)はスワイプの程よろしくお願いします。

※あくまで曲に含まれたものの「説明」や「ネタバレ」に近いことはしないつもりですのでもし懸念があられた方はご安心ください。それをしない理由は後述します。


1.バースデイ
制作順で言うと6番目。
アルバムをより具体的に構想し始めた今年4月、過去SoundCloudにあげてた5曲(実はこの5曲は早い段階からアルバムを見据えておりました)に加え少なくともはじまりとおわりの2曲は足したいなという思いもあり制作開始。
ある程度形ができた段階で「これMV作ろう」と決心。まあつまりシンプルに一番良い曲なんじゃないかと思ったわけです。
※MVはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=eEt-MyosQ8Q
ど頭のピアノリフは当初ギターリフ案のメモとして打ち込んでたのですが「ここからギターに音が変わってくの、思い出への没入感出せるのでは?」と思いトライ。どうでしたかね?
そしてこの頃になると完全に僕一人の制作ということもあり曲作りの段階で歌詞も書いていき…歌詞の余韻を守る構成作りに大分時間がかかりました。
個人的にはピアノからギター等バンドイン、更にそこからコーラスタイムと「お、始まった」「おお?さらに始まった?」みたいな波状攻撃感がお気に入りです。
あ、ちなみに裏話として。こちらは配信音源とMV音源のマスタリングが微妙に違います。こっちが好き!などありましたら是非教えてくださいね。
歌詞としては「カレンダーの日付に思い出す人がいる」「カレンダーの日付に思い出す、なんて嘘だ 本当は一度も忘れたことなんてないのに」という冒頭と終わりの部分だけ確定してたのでそれを指針に書き上げました。
全編を通して結構お気に入りの歌詞です。「歳をとった君はもっと美しい」とか、どうです?届きましたか?

そして解説入り前述べた件(最早遠い記憶ですね笑)ですが、個人的には歌詞をどう解釈するか、そこにどんな意味を見出すかは100%聴き手の自由だと思ってるので、僕の方からその領域を侵すようなことはしません。
どちらかといえば音や曲のきっかけ・過程などを中心に話せたらな、と思っています。

振り返り最初の曲なので他の内容も入り長くなってしまいましたね…笑
次からコンパクトに。


2.魔法みたいなもの
制作順で言うと5番目。
今回のラインナップにおいて一番ポップなものを意識しました。これが僕なりのポップです。どうです、ポップ。
…そんなポップじゃなかったですかね?(聴き返してそう思いました笑)
イントロアイデアだけ去年の夏頃とかにあって、次何作ろうと悩んでた時に思い出して持ってきました。
曲としては最後にサビが来る、っていうのをやりたかったアレです。
あとこれ今回の企画で絶対に言いたかったんですけど、SoundCloud上にあげた時何名かから女の子の声入れたんだねって言ってもらったんですけど、あれ僕の声ですからね。僕が二人で歌ってますからねあれ。あんな声も出せますからね僕。僕心を乙女にs_
個人的には間奏から2A終わりまでの流れが結構お気に入りです。ああいうギター好きなんですよ。ドラムもね。
歌詞についても割と好きなフレーズ感が多いです。歌い出し「四月になったらあっちに行くんだね」とかまさにそう。
…それでいうと多分、ポップだと感じてたのは今回の7曲の中で最も「闇」を含まないからなんでしょうね。(この後最高に「闇」を含む曲も来ますし…笑)
あとこの曲は英題が「Last day of March」となっていまして、今回つけた英題の中だと一番好きです。別角度から上手くニュアンスを抽出できたというか…(英題の方もよろしければ楽しんでみてくださいね)

僕、日本の春や桜がどうしてあんなに綺麗なのに憂いを含んでいたり憂鬱な象徴として扱われるかって、間違いなく年度の関係が強いと思うんですよね。
昨今は年度の変わり目が話題になることも多いですが、きっと秋から学校が始まるようになったら心おきなく春を好きになれるんだろうなって思います。桜を見て幸せな気持ちだけもらえるんだろうな、って。
でもそれって、なんか違うんですよね。


3.美しい残像
制作順で言うと1番目。今回の企画の発端となった曲です。
前フリがありましたが間違いなく本アルバムの中で一番闇を含んだ曲です。富士Qもびっくりのジェットコースター・テンションなこの曲順。
ただここも注記したいのが、作った時のマインド的な闇の分量と言うよりかは作る工程として闇を多く抽出しようとした、という意味です。生々しさを冷凍保存したかったんですよね。
まあ基本僕は年がら年中落ち込んでるので笑 この曲を作る時落ち込んでたとかでなく、どの曲を作ってる時も何かしら悩みがあります。というか、生きるって常に悩みを抱えますよね。
この曲もイントロのギターリフが昔からあって着手した形です。そのリフ含めギターの絡みが、というか変なドラムも変なコードにするベースも好きです。
あと今思い出しましたが既にSoundCloudにあげていた2〜6曲目、全てミックスやアレンジなど再着手しております。この曲はアレンジにも少し踏み込む感じでミックスを変えました。気が付きましたかね?
歌詞としては、普段僕はかなり計算して(というか構築して)歌詞を書いていたので「枠組みを取っ払ってみたかった」というのがあります。言葉の自走に任せたかったというか。
元々散文的な歌詞も好きなので特に抵抗はないんですが、まあ性格の関係もありなかなか量産はできないな、と思いました。
あと別件、制作時期もバラバラで偶発的ではありますが1〜3曲目の歌詞の流れが妙にハマってて好きです。

愛とは「美しいものの美しさ」を愛することでなく、「美しいものの醜さ」も愛することだと思うんですが、いかがでしょうか。
こんな世界ですが、僕ですが、美しい世界の醜さも、僕は愛しています。

\キャー/


4.ペトリコールが消える頃
制作順で言うと4番目。仮タイトルは「彗星」です。
個人的な話で恐縮ですが(冷静になればこれまでの話も全部個人的か)以前「猫とランプ」という友人且つ大好きな音楽ユニットに「彗星の心音」という歌詞を提供させて頂きまして、作詞の話が来る前にその歌詞のテーマにセットで組まれてたのがこの曲(というかイントロリフ)でした。
※以下猫とランプ「彗星の心音」収録フルアルバム 他の曲も素敵だから聴いてね
https://open.spotify.com/album/77f3DzWrKzKODg7wxGYN8S?si=QnM1A2gFSz2bFMgBus1XrA
タイミングや僕の気持ち的な面が重なり、なにより彼らへの信頼などもあり彗星のテーマは猫とランプに(※渡したいから)渡しました。
一方残された曲の方は作り始め早々サビが「あめ、あめ」で固まったので仮タイトルもすぐに「あめ、あめ」になりました。人生よくできてます。
曲順に関してはなんとなく想像していましたが、アルバムのタイトルを決めた時改めてこの曲を真ん中に置こうと思いました。
歌詞の流れが出来ている1〜3曲、色や流れが変わる5〜7曲目を繋げるのはこのイントロ・アウトロの音しかないだろう、と。託すしかないだろう、と。君に決めた、と。(ピカピーカッ)
なのでアルバムの中でも割りかし大事な役割になった曲なんじゃないかな、と作り手としては勝手に思ってます(皆さんは意識しなくて大丈夫ですが笑)。個人的にはベストイントロ賞です。
また先ほど再着手の話もしましたが、SoundCloudにあげたあのバージョンを作った当時「思いの外音源として伸びなかったな」という感覚があったので、今回結構手を加えました。追加Recも行っております。その辺りの違いも楽しんで頂けたら幸いです。
まあお察しの方もいるかと思いますが音としては2Aの「あの感じ」が好きです。多分僕は2A職人なんです。悲しいな。でも、らしいよな。
歌詞結構好きです。ワンフレーズ選ぶならやっぱ2Aはじめ「雪が降ったら 遠い国へ行こう」だなぁ。(これは表記上カッコも大事)
だから、本当に疲れてしまったら、一緒に逃げましょう。ってね。

この曲は歌詞の終わりの感じもいいので、振り返りもそれでバイバイしようと思います。


ねえ、きっと大丈夫だよ

心の名前が変わっても

季節が変わっても

君の名前が変わっても

生まれ変わったら 一緒になろうね
生まれ変わらなくたって 僕はいいけど


5.まばたき
制作順で言うと2番目。
この曲は確か去年の夏に30分くらいで作れた記憶があります。(なのでDAWで形にしなかっただけで正確には制作1番目と言えるかもしれません)
ギターを持って一つ目のコードを弾いた時、メロが出来て、歌詞が出来て、雨が一粒落ちてきた、と自然と歌ってました…そう、空から降ってきたんです。雨のように。
という冗談はさておき、実は前日、傘を持たずに雨の降り出した街を歩いていたんです。あ、今日雨降るんだ、知らなかった、と思いながら。出先でいろんな景色を目に焼き付けて、そうして一日を終えました。
側から見たらそれは不幸に見えるのかもしれないけれど、僕、雨嫌いじゃないんですよ。
だから今回の中では幸福の予感のある、所謂「ハッピーエンド」ぽいのかなと思っています。
音に関しては唯一ギター・ベース・ドラムの他にずっと入る楽器としてピアノがあります。雨の質感がどうしても僕の中ではピアノに結び付きがちです。
2番サビ前は最初から「1番Bメロとは違うとこを経由しよう」と思っていて、アイデア自体もすんなりと思いついていました。曲に入るセリフとか言葉とかささやきが好物な人間です。
また、この曲はアルバム収録にあたってコーラスを大きくしました。アウトロは追加Recもしたかな。
これ僕のことを友好的に見てくれてる人は意外だなって思う(気付く)かもしれないんですけど、僕結構シンガロング好きみたいです。今回再ミックスをする中で初めて気付きました。
歌詞については割と前半とかいいですよね。抱きしめることとキスすることについて、みんなが目を瞑ってたもう一つの真実に目を向けました。くぅ〜解説にも目を絡めていくこの目の付け所〜。
あとこれ特に意味のない自己満足と遊びだったんですけど大サビの頭を「また」でめちゃくちゃ揃えてみました。唯一「まば」になってる部分が曲名になってるのもちょっと狙いました。

アルバムの中ではおそらくバラードという括りでしょうからそういう意味でも出来てよかったなと思いますし、個人的には人に一番オススメしやすいものにもなったかな?と思っています。

なので皆さん、身の回りの人の"目"に留まるようにアピールをお願いしますね。

ちょっと書き疲れてきたな…


6.思い出のつづき
制作順でいうと3番目。
ペトリコールを作ってる最中にイントロのギターを気付いたら弾いてたのでプラン変更してこっちから先に作り始めました。(制作中楽器で遊び始めちゃうの、あるよね)
歌のRecも含め音源の完成まで多分数日しかかからなかったと思います。
実はこれ、元々歌のないインスト想定でした。なのでほぼ出来た曲にあとからメロを乗せた形ですが、結果としてはうまい具合に「好き」の塊になりました。
「あなたはどんな人間ですか?」って聞かれたらこの曲を渡す。「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
長くなりがちな僕の作る曲の中でも歌パートが繰り返さない珍しい形かなと思います。尺も短い。
歌詞については季節が巡る所(ここはうっすら新海誠監督作品にあるあの流れるイメージ)とか「どうか君が…」の所も勿論好きなんですが、個人的にはマニアック要素も含め「落とし物が空に昇ってくよ 風船みたいに」が推しですね。

午後の授業に間に合うように家を出たある日、バス停の横で木の枝に絡まった数個の風船を見つけました。その子達はどこにも行けないで、日が経つにつれ枯れていきました。
その景色が妙に記憶に残っていて、「海も空もあっちの世界もきっと幾らかは自由があるのに、あの風船達はどこにも行けないんだ」とか考えたりして…
と、雰囲気をたっぷり含ませて語りましたが、内容はあまり関係ありません。笑

要約すると終わり方まで含めお気に入りの一曲、ということです。
みんな自由に、幸せになれるといいね。

…大分書き疲れてきたな…
ちょっと一旦お昼寝します。


7.ねがいごと
制作順、ラストです。
あ、おはようございます。しっかり休憩をとりモチベーションを上げるために読書もしました。
1曲目のバースデイ同様、こちらも新曲です。
いっとき「終わり方良いし思い出のつづきでアルバム終わりにしようかな?」とも思ってたんですが、なんかもう一つ展開が欲しかったんですよね。好きな子の家に着く最後の曲がり角のあのドキドキ感というか。
あと、ドラマチックな雰囲気を最後一つ少し外した曲(又はライブ音源とか)を入れて落とすスタイルもあるじゃないですか。そのちょっと蛇足な感じも嫌いじゃなくて。
6+1になってもいいから作りたいなぁと思ったり、7月7日7曲入りっていうのもいいよな、と次第に自分を騙すように当て付けだして作りました。
制作にあたり持ってきたアイデアとしてはイントロのコードストロークギターが多分去年の10月とかにあって「これ生まれたわ、使おう」なんて浮かれていたのだけは覚えています。笑
ここまで一人で好きなものを作ってきた経験から具体的に何が好きなのかも把握し始め、そういった意味では作ることにあまり苦労はしなかったと思います。ただ、この曲はそれらを整理するのが本当に大変で…
今回はとにかく自分一人で行うということを重要視したのですが、最後の曲ともなるとアルバムとしての完成形も常に意識してたので音の面でもかなりナーバスになりましたし、正直記憶があまりありません…笑
というわけでその辺りの話は割愛。もう一人でなんてやらない。人は人と手を取り合って生きていくべきだ。ねえ、そうでしょう?母さん。
唯一、この曲は女性のコーラスを入れたかったという思いがありました。残念ながらそれは叶いませんでしたが、世界の半分くらいは望み通りにいかないことを、この歳になると僕たちは知っています。そしてお気付きの通り、この歌は"そういう"歌です。
歌詞は各サビ終わり「願いを〜」の部分を最初に決めました。七夕リリースというのもありますが、アルバムタイトルにもなった核となる言葉を書けてよかったです。
そして後半にあの時間経過セリフ連発ゾーンを。音も相まって思い出のトンネルというか、流れ星の雨みたいなものを演出したかったんですが、そういう景色見えましたかね?
あとこれはここまで読んでくれた方への感謝も含めお得情報みたいな感じで話すのですが、1曲目のバースデイで歌った「約束」というものに対する描写が6曲目の思い出のつづき、7曲目のねがいごとで変わっていってるんです。その辺りも聴いてみてね。

深い意味はおそらくない(と自分では思う)のですが、妙に昔から海について書いてしまいます。創作意欲を刺激されるんですよね。
そしてその次に多いのが「雨」か「星」にまつわる曲です。今回は後者。
祈りって大抵は叶いそうにないことに使われるもので、それが悲しいなぁなんて思うのですが、でも、だから、たまにはこういう叶いそうなこと、"もう叶っていそうなこと"を願うのもいいかな、って。

最後の一行をあの形で表記した時「あぁ、完成したな」と思いました。


ということで、これにて僕のソロアルバム「願いをみっつとなえる頃」の振り返りを終わりにしたいと思います。

見返してみると歌やメロディーに関する話が皆無だったなと気付きましたが、あまりにも自分が関与しすぎてる点なのでなんかこう、ライトに語れなかったですね…もし何か気になったことやお話があった時は個人的にでも構わないので連絡ください。笑

いやぁ、にしても長かったね。僕の方も半日これで潰れましたよ(+定期的な添削)。おまけに目が疲れるったりゃありゃしない。
でも、読んでくださった方、ありがとうございます。そして、お疲れ様でした。笑


今後の僕個人の制作は今のところ一切の予定がないのでこういった形でまた何かお見せできるものがあるかは分かりませんが、声、誰かの歌に向けて作ることへは少し興味があります。
(より内向的なものになる可能性もあるので配信した曲以外も聴ける僕のSoundCloudのリンクを以下念のため貼っておきます)

https://m.soundcloud.com/hirokiyoneda

一緒に何か作ろう!となる時、僕は自分から働きかけることが強烈に下手なので自薦・推薦、アタックしてきてくれると助かります。
ただ正直なところ稼働の可能性は僕のメンタル・気持ちに依る所が大きいので…気まぐれでやるかもしれないしやらないかもしれません。笑
「言い出しといてなんだそれ」という話だと思いますが、こういった個人が言葉を打ち出す場所なので、素直な吐露もお許しください…

また何かトレーラーやMVについて等こぼれ話を書きたくなったら書こうかなと思いつつ、高確率でその機会はないと思うので、皆様におかれましてはそんなこと忘れて健やかな日々をお過ごしくださいね。

また、近々別の形でも何かを届けられるのではないかと思っておりますのでその際は、耳と心を傾けてくれると嬉しいです。
それが今の僕にとって一番の幸せです。

それでは、今回はこの辺で。

またどこかでお会いましょう。

そしてこれからの皆様が、君が、


「幸せでいますように」

 

はじめまして

 

音楽やっとります

以下諸々

 

 

・午前五時(腰据えとります)

Twitter @gozengozi

YouTube https://m.youtube.com/channel/UCwjj5GmfVToZDh_VndpeIBQ

Spotifyhttps://open.spotify.com/artist/0TndCxcPVWcF34LVw1TssD?si=TYIO1T_RRd6nbEy8PXfukQ

Apple Musichttps://music.apple.com/jp/artist/%E5%8D%88%E5%89%8D%E4%BA%94%E6%99%82/1464977864

SoundCloud https://m.soundcloud.com/fac48pjnkplv

 

・コトハ(ソロ名義です)

Spotifyhttps://open.spotify.com/artist/5HMftNWMLdG5TYbanvBHS7?si=Ok1hakFNSp6PEfBlDXSqRw

Apple Musichttps://music.apple.com/jp/artist/%E3%82%B3%E3%83%88%E3%83%8F/1517271685

SoundCloudhttps://m.soundcloud.com/hirokiyoneda

 

・作家など提供(20.07.20時点で)(順不同・敬称略)

ー作詞ー

東京女子流kissはあげない」

aimai soleil from APSTEP BY STEP

宇佐蔵べに「ガムシロップ・ラブ」

宮野弦士 feat.rionos「あめのち

猫とランプ「彗星の心音」

松本大地「恋する香り」

ー作曲ー

シンガンクリムゾンズ「泉 Shangri-la

 

僕個人のinfo

Twitter @HirokiYoneda

 

 

正直に言いますと次に投稿する記事の為に本ブログを開設したところがあるので、この場が僕のHPみたいな意識が(少なくとも現時点では)ありませんが

午前五時など自主のリリースについてTwitterでは書ききれないものがあった時はここに投下するかもしれません。

 

提供や作家業につきましてはいち作家が(というより自主制作でお察しの根暗な僕が作品の邪魔なぞはしたくないので)あまり何かを言うべきではないと思っており話せることが少ないかとは思いますが、予めご了承下さいませ。

 

深夜の寝室で膝を抱えてそうな自主制作も太陽の下向日葵と一緒に笑ってそうな提供作品も、内容は乖離したものもあるかもしれませんがどちらも僕である事に(そして全力である事に)間違いはないのでしっかりと記させて頂きました。

甘党だって蒙古タンメン中本食うぜ。辛党だってバレンタインのチョコ欲しいぜ。

 

恐らくかなりの更新頻度(ウサギとカメのカメの方の意)ですが、何卒よろしくお願いします。